クープランのトンボー - ラヴェル - 音楽感想文

2009-11-15

解説

通常は「クープランの墓」と言われている。トンボー(tombeau)は「墓」ではなく「追悼(曲)」と主張する方がいるので、 あえてタイトルでは訳さなかった。ピアノ独奏曲版は次の6曲からなる。

  1. プレリュード
  2. フーガ
  3. フォルラーヌ
  4. リゴードン
  5. メヌエット
  6. トッカータ

オーケストラ版は「フーガ」と「トッカータ」が除かれ、次の順番になっている。

  1. プレリュード
  2. フォルラーヌ
  3. メヌエット
  4. リゴードン

感想

タイプ:聴 (オーケストラライヴ) 作成:2005-04-01

あるアマチュアオーケストラを聴きに行った。そこのライナーノーツに 「この曲のプレリュードは<オーボエ吹きの墓>と呼ばれ恐れられている」 とあった。事実、このプレリュードで出てくる16分音符のほとんどが (すくなくともよく聞き取れる部分は)オーボエで奏される。 このときのオーボエはうまかった。やんやの喝采を受けたことを今でも覚えている。

タイプ:演 楽器:ピアノ (一部のみ) 作成:1980-04-01

真面目にラヴェルの曲に取り組んだのはこれだけである。 特にトッカータは練習しても練習しても弾けず、今に至っている。高校の文化祭でプレリュードだけを披露したことはある。 ラヴェルの曲で暗譜できているのはこの曲のプレリュード(とトッカータ)だけだ。今でも、恥をかきながら人前でときどきプレリュードを弾くことはある。


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MARUYAMA Satosi