マンフレッド瞑想曲 - ニーチェ - 音楽感想文 |
2009-11-15 |
哲学者ニーチェは若いころ「余技」として作曲もしていた。連弾曲もいくつかあり、これはそのうち最も長大なもの。 オクターブのトレモロで始まる、ドラマティックなバラード。
私は高音部を担当した。どういうわけか東京は上野の文化会館小ホールで弾いたのである。練習ではうまくいかず、 本番やっとましになったが、遅かりし。あとでプロデューサーに「本番が一番良かったよ」と言われた。しかし、 「お前は練習はいつもだめだから」と言われているようなものだ、と昔を思い出す。